【au】NTTドコモ定額制データー通信始まる【WINは!?】
2004年 03月 25日
内容は、
☆パケット定額プラン『パケ・ホーダイ』
・2004年6月1日より施行
・プラン67・100・150契約者対象
・料金は¥3900
・FOMA全機種対応
☆パケットパック料金値下げ
・2004年5月1日より施行
○名称 料金 パケット単価
・パケパク20⇒パケパク10 \2000⇒\1000 \0.1/パケット
・パケパク40⇒パケパク30 \4000⇒\3000 \0.05/パケット
・パケパク80⇒パケパク60 \8000⇒\6000 \0.02/パケット
『ドコモが定額制をしても大丈夫なのか!?』
現在auがWINで定額制を行っているがこれを行える理由として「周波数に空きがある」ためだ。
だが、ドコモの場合movaは「800MHz・1.5GHz」FOMAは「2GHz」を使用していて、既にmovaは限界に達している。FOMAの2GHzもがら空きではないにしろ少々スペースは残っている。
しかしそこで、定額制をやったらどうなるか・・・
W-CDMAはどこでも一定速度を保てることを売りにしている反面、収容者数が増えると通信が切れてしまう。この状況から、定額制の厳しさが伝わってくるのではないだろうか。
そのため、今回ドコモでは「急激な加入者数の増加」・「定額制による占有」を防ぐべく対処されている。
「急激な加入者数の増加」に対しては、プラン67・100・150契約者を対象にしている点である。これらのプランの契約者数はFOMA契約者全体の3割程度に過ぎず、人数にしてみれば90万人くらいではないだろうか。この位の人数なら一気に増えても対処出来ると判断されたのではないだろうか。
そして、今後加入者数が増え続けることで、定額制加入者による占有が始まってくる。こういった場合の対策としてとられたのが「定額制プラン対象者の優先度設定」である。これは、ベストエフォードをクラス分けし、通常のプランの方を優先的に通し、定額制の方の通信速度をおよそ300kbps位にまで落とすと言う技術である。
これらより、NTTドコモ定額制が確立されたと言えるのではないだろうか。
そして、今後この調子が安定してくると対象プランも下がってくるのではないかと予想される。
『WINとFOMAどっちが得なの!?』
WINとは、ご存知「au定額制通信」を行っているサービスである。
それでは、いろいろな面で比較してみよう
「FOMA定額制(・∀・)イイ!!」
・FOMA端末全て利用が出来る
・WINよりも端末性能がいい
「FOMA定額制(・A ・) イクナイ!」
・基本料金を含んだ値段はWINより少々高め(詳細は下記参照)
・現状ではFOMAの電波はよくない場所が
・定額制に対するコンテンツが未定
「WIN定額制(・∀・)イイ!!」
・通信速度は速い 2.4Mbps
・現状のFOMA定額制よりは安い(詳細は下記参照)
・定額制向けのコンテンツがある EZチャンネル
「WIN定額制(・A ・) イクナイ!」
・端末が制限されている
・2.4Mbps使用範囲が狭い
・基本料金に学割が適用されない
「料金面では!?」
家族割引(25%)・ファミリー割引(25%)、年割(15%)・いちねん割引(10%)、EZweb(\300)・i-mode(\150)を契約したとする
[FOMA]
プラン67・・・(\6700*0.65)+\3900+\150=\8405 無料通話\4050
プラン100・・・(\10000*0.65)+\3900+\150=\10550 無料通話\7350
プラン150・・・(\15000*0.65)+\3900+\150=\13800 無料通話\11650
[WIN]
プランSS・・・{(\3900*0.85)*0.75}+4300+\300=\6986 無料通話\1000
プランS・・・{(\4900*0.85)*0.75}+4300+\300=\7623 無料通話\2100
プランM・・・{(\6900*0.85)*0.75}+4300+\300=\8898 無料通話\4200
プランL・・・{(\10000*0.85)*0.75}+4300+\300=\13575 無料通話\6600
一番安い料金プランで比較すると
FOMAプラン67\8405-WINプランSS\6986=\1419
WINの方が\1419安くなるが無料通話を同じにして考えた場合FOMAの方が安くなった。
『パケットパック値下げの理由は!?』
「現在FOMA加入者のうち2~3割がパケットパック未加入者で次の割引をする場合は+\2000を支払わなければならない状態で中々手が出し難かったとので、気軽にパケットパックを利用していただけるように\1000からの値段設定にした」との事。今回のパケットパックの値段が下がった事により、より多くのユーザーがFOMAに移行してくれるのと、今までパケットパックを使っていなかった方にも是非と言った願いが込められているのであろう。
今回「ドコモ定額制!!」と言った話題で一斉に湧き上がりこの辺りに光に当たらなかったのは悲しいが、実はパケットパックの値下げによりauはあるサービスが特別視されなくなったのだ。
それは「パケ割」だ。
現在パケ割りは\1200でパケット通信料一律\0.1/パケット 無料通信\800 であるが
パケパクの値下げにより\1000でパケット通信料一律\0.1/パケット 無料通信\1000 と\400もauより安くなっている。
『今後はどーなる!?』
ドコモはこのまま「定額制」を始めて、調子がよければプラン49も定額制に適用できるようにするであろう。それに負けじと、auもWIN定額制料金の値下げを行ってくるだろう。ただ、「(KDDIとの)価格競争になるかどうかは、競争の余地があるならやったらいい。3Gのほうが2Gよりもネットワーク効率がいいからコストダウンになる。まだその延長戦上にある。(KDDIが)もっと安くできるのならやったらいい」との発言に引っかかるのは「もっと安くできるのならやったらいい」と言った自信に満ち溢れていると言うか、宣戦布告に近い表現である事には間違いはないだろう。
さらに、来年からはドコモは4Gの「HSDPA」も開始しさらに定額制をやりやすい状況になっていくのではないだろうか。
そして、CMに関してだが、ドコモは「auより安い定額制料金が実現!!」・「今お使いのFOMA端末で定額制が出来る!!」・「パケットパックの値下げ」を確実出してくる。対する「定額制はauの独壇場」・「学割で通信料が安くなる」を封じられているauは「EZフラット」の料金値下げをする以外には、応戦できないのではないだろうか。
現在低迷中のvodafone社長のグリーン氏は「定額制はあまりいいものではない」・・・(´Д⊂ モウダメポ
by takac1225
| 2004-03-25 16:47
| ドコモ・au関連